ストーブ、ヒーター、ファンヒーターを出す季節は、小さな子どものやけどにも気をつける季節です。消費者庁の子ども安全メール「Vol.641 油断大敵! 暖房器具によるやけどにご注意ください」(消費者庁)に載っている事例と注意点から、置き場所と見守り方、やけどをしたときの手当てを確認します。
寄せられている事故の例
消費者庁には、医療機関ネットワーク事業を通じて、暖房器具による小さな子どものやけど事故の情報が寄せられています。このページには、次の3つの事例が紹介されています。
- 0歳6か月: 子どもを一人にしていたとき、寝返りでハロゲンヒーターに触れ、右手にやけどをした。ヒーターの周りに柵はなかった
- 0歳10か月: ストーブの柵につかまり立ちをしたとき、上に置いていたやかんが倒れ、熱湯が下半身にかかった。両脚とお尻に重いやけどを負い、入院した
- 0歳1か月: 抱っこしてテレビを見ていたとき、両脚がハロゲンヒーターから20〜30cmの距離にあり、約30分間、熱が肌に直接当たった。脚が赤くなった
子どもの肌と、触れなくても起こるやけど
消費者庁は、子どもは大人より皮膚が薄く、やけどが皮膚の奥深くまで及ぶおそれがあると説明しています。高温でなくても、長時間触れ続けると、低温やけどになることがあります。さらに、器具に直接触れなくても、熱気や熱風でやけどをすることがあるため、器具から十分に距離をとり、長時間当たり続けないようにします。3つ目の事例が、これに当たります。
カイロや湯たんぽなど、体に当てる暖房用品の低温やけどについては、カイロ・湯たんぽ・電気あんかの低温やけどの記事にまとめています。
置き場所と使い方で見直すこと
消費者庁が示している注意点は、次のとおりです。
- 床に置くタイプの暖房器具は、子どもの手が届かない場所に置くか、安全柵で囲む
- やかんを置けるストーブでも、子どもがいる場所では、やかんを置くのを控える
- 器具から十分に距離をとり、熱風や熱気に長時間当たらないようにする
柵は、設置するだけでなく、つかまり立ちをしたときに、柵の上のものが落ちないかまで見ます。暖房器具を出すときの点検全般は、暖房器具を出す前の点検にまとめています。
やけどをしたときの応急手当
消費者庁のページには、こども家庭庁の「こどもの事故防止ハンドブック」の応急手当の方法として、次の内容が載っています。
- すぐに、10分以上冷やす
- 刺激を避けるため、蛇口やシャワーの水を、患部に直接当てない
- 服の上から熱湯などがかかったときは、服を脱がさずに、服の上から冷やす
- 市販の冷却シートは、やけどの手当てには使えない
事例の1つ目では、保護者が流水と保冷剤で約10分冷やしましたが、手指や手のひらに水ぶくれができかけ、通院が必要になりました。救急車を呼ぶか迷うときの相談先は、「Q助」と#7119の記事にまとめています。
まとめ
子どもがいる家庭では、暖房器具は手の届かない場所に置くか、安全柵で囲み、やかんは置きません。熱風や熱気でもやけどをするため、器具から距離をとります。やけどをしたときは、すぐに10分以上冷やします。





