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ノロウイルスは11月から増える——食中毒を防ぐ手洗い・加熱・調理器具の消毒の数字

食・レシピ2026年10月29日
ノロウイルスは11月から増える——食中毒を防ぐ手洗い・加熱・調理器具の消毒の数字

ノロウイルスによる食中毒と感染性胃腸炎は、秋が深まるころから増え始め、冬に多くなります。家庭の台所では、手洗い、食材の加熱、調理器具の消毒が対策の中心になります。厚生労働省の「ノロウイルスに関するQ&A」に沿って、数字を確かめながらまとめます。

増える時期は11月から

厚生労働省の「ノロウイルスに関するQ&A」(厚生労働省)では、感染性胃腸炎の流行は11月頃から2月の間、食中毒の発生のピークは12月から翌年1月とされています。件数は11月頃から増え始めるため、年末の会食や帰省が重なる前に、台所の習慣を見直しておきます。

感染してから症状が出るまでの潜伏期間は24〜48時間と書かれています。また、症状が消えたあとも、ウイルスは通常1週間程度、長い場合は1か月程度、便に出続けることがあると説明されています。このため、症状が治まった直後も、手洗いを続けます。

基本は二次汚染を防ぐこと

同じQ&Aでは、予防の柱として、手洗い、体調が悪いときに食品を扱わないこと、患者の吐いたものや便を適切に処理することが挙がっています。調理の場面では、手や器具を介して、ほかの食品にウイルスが移る「二次汚染」を防ぐことが大切です。

  • 調理の前、トイレのあと、食事の前に手を洗う
  • 家族に下痢や嘔吐の症状があるときは、その人が食品を扱う作業をしない

手洗いの手順

Q&Aには、石けんを十分に泡立て、温水の流水で十分にすすぐと書かれています。時間や回数など、数字での指定はありません。

加熱の目安

二枚貝など、加熱が必要な食品は、中心部まで加熱します。Q&Aに示されている数字は、中心部が85℃から90℃で90秒以上です。子どもや高齢者のように、抵抗力の弱い人が食べる料理は、特にしっかり加熱します。

加熱した料理は、そのまま食卓に出すと、ほかの食材や手から再び汚染されることがあります。鍋のまま長く置く煮込み料理の扱いは、カレー・シチューは鍋のまま冷まさないの記事にまとめています。

調理器具とふきんの消毒

Q&Aによると、まな板・包丁・ふきんなどは、85℃以上の熱湯で1分以上、熱湯処理します。薬剤を使う場合、調理器具の消毒に用いる次亜塩素酸ナトリウムは、塩素濃度で約200ppmが示されています。市販の塩素系漂白剤は製品ごとに濃度が違うため、薄め方は、必ず製品の表示で確かめます。

衣類やタオルなどのリネン類は、熱水洗濯の場合、85℃で1分間以上とされています。塩素系の製品は、酸性の洗剤と混ざると有毒なガスが出ます。年末の掃除で洗剤を使う前に、大掃除で洗剤を混ぜないの記事も確認しておきます。

まとめ

ノロウイルスは11月ごろから増え、食中毒のピークは12月から1月です。手は石けんと温水の流水で洗い、二枚貝などは中心部85〜90℃で90秒以上加熱し、まな板・包丁・ふきんは85℃以上の熱湯で1分以上処理します。家族に症状のある人がいるときは、その人が食品を扱う作業をしないようにします。

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