だしを取るのは面倒だと感じて、顆粒だしやだしパックで済ませている家庭は多いはずです。それで十分に食べられます。ただ、水から昆布を入れて火にかけるだけの引き方なら、思ったより手間がかかりません。湯気のたつみそ汁が欲しくなるこの季節に、使い分けの基準を決めておくと毎日の料理が楽になります。
だしの種類と向く料理
家庭でよく使うだしは、素材ごとに性格が違います。
- 昆布だし:くせが少なく、湯豆腐や鍋、野菜の煮物に向く
- かつおだし:香りが立ち、吸い物や、そばやうどんのつゆに向く
- 煮干しだし:力強い味で、みそ汁や煮込みに向く
- 合わせだし(昆布とかつお):うま味に厚みが出て、どんな料理にも合わせやすい
毎日のみそ汁なら、煮干しか合わせだしが使いやすい選択です。みそが味を支えてくれるので、だしは濃くなくても成立します。
昆布とかつおのだしの引き方
目安は、水1リットルに昆布10グラム、かつお節20グラムです。軽くぬらして汚れを落とした昆布を水に入れ、弱めの中火にかけます。鍋のふちに小さな泡がつき始めたら昆布を取り出します。沸騰させると、えぐみやぬめりが出ます。
そのまま沸いたらかつお節を入れ、火を止めて、かつお節が沈むまで待ってからこします。こすときに押しつけると、にごりやくせが出るので、自然に落ちるのを待ちます。
水出しなら火を使わない
火を使うのが億劫な日は、水出しがあります。ポットや保存容器に、水と昆布、煮干しを入れて冷蔵庫に置いておくだけです。一晩おけば、朝にはだしになっています。煮干しは頭とはらわたを取っておくと、苦みが出にくくなります。
冷蔵庫で保存して、2〜3日で使い切ります。においが変わったと感じたときは、使わずに捨てます。
顆粒・パックと使い分ける
顆粒だしやだしパックは、塩分を含むものが多くあります。調味料の量は、いつもの量から少し引いて、味を見ながら足します。原材料表示の最初に塩が来ているものは、味付けが強めです。
平日は顆粒やパック、時間のある休日はだしを引く、という切り分けでも続きます。引いただしは製氷皿で凍らせておくと、1個ずつ取り出して使えます。保存の基本は冷凍保存の基本にまとめています。
だしがらを使い切る
昆布やかつお節のだしがらは、捨てずに使えます。細かく切って、しょうゆとみりんで煮れば、ご飯のおともになります。煮干しのだしがらも、佃煮風に炒めて食べられます。
まとめ
だしは、毎日のみそ汁は煮干しか合わせ、吸い物はかつお、鍋は昆布、と使い分けるのが基本です。手間を減らしたい日は水出しか顆粒を選び、塩分は味を見て調整します。全部を手作りにしなくても、1つか2つ引き方を覚えておくだけで、食卓は十分に変わります。





