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消費期限と賞味期限の違い——期限を過ぎたときの判断と、保存方法の見方

食・レシピ2026年10月29日
消費期限と賞味期限の違い——期限を過ぎたときの判断と、保存方法の見方

年末は買い置きや作り置きが増え、冷蔵庫や食品庫に、期限の違う食品が並びます。「消費期限」と「賞味期限」は、似た言葉ですが、意味が違います。消費者庁の説明資料に載っている定義と、期限を過ぎたときの考え方を確かめます。

消費期限は「安全に食べられる期限」

消費者庁の「食品期限表示に関する一般(消費者)向けの説明資料」(消費者庁)では、消費期限を、定められた方法により保存した場合に、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くことになるおそれがないと認められる期限を示す年月日、と定義しています。資料に引用されている消費者庁のQ&A(平成15年9月作成、平成23年4月最終改正)には、開封前の状態で、定められた方法により保存すれば、食品衛生上の問題が生じないと認められる期限だと説明されています。

このQ&Aには、「消費期限」を過ぎた食品は食べないようにする、と書かれています。

賞味期限は「おいしさが保たれる期限」

賞味期限は、定められた方法により保存した場合に、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日です。ただし、その期限を超えても、品質が保たれていることがあります。

Q&Aでは、賞味期限を過ぎた食品でも、必ずしもすぐに食べられなくなるわけではなく、食べられるかどうかは、消費者が個別に判断する必要がある、と説明されています。

どちらも「定められた方法で保存した場合」

2つの定義に共通しているのは、「定められた方法により保存した場合」という条件です。表示された期限は、パッケージに書かれた保存方法を守った場合の日付です。購入したら、日付と一緒に、保存方法の表示も見ます。

消費期限は、開封前の状態で保存した場合を前提にした期限です。

期限は誰が決めているか

Q&Aによると、期限は、食品の特性、原材料の衛生状態、製造・加工時の衛生管理の状態、容器包装の形態、保存状態などを勘案して、科学的、合理的に設定する必要があります。そのため、その食品を一番よく知っている者として、国内で作られた食品は製造業者、加工業者または販売業者が、輸入食品は輸入業者が、責任を持って期限を設定し、表示します。

冷蔵庫の中での使い方

冷蔵庫では、消費期限のものを手前に置き、先に使います。賞味期限のものは、期限が近いものから、食べ切れる量を決めて使います。期限が近い食材を手前にまとめる並べ方は、食品ロスは冷蔵庫の中で生まれるの記事で紹介しています。冷凍する場合の下処理と解凍は、冷凍保存の基本にまとめています。

まとめ

消費期限は、安全性を欠くおそれがないと認められる期限で、過ぎたら食べないようにします。賞味期限は、品質が保たれる期限で、過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではなく、個別に判断します。どちらも、定められた方法で保存した場合の日付です。

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