11月に入ると、勤め先から年末調整の書類が配られます。「毎年同じ内容だから」と急いで書くと、控除の書き忘れや、書類の不足で、手続きがやり直しになることがあります。書類が届く前に、自分で用意しておくものをそろえておくと、記入が楽になります。
年末調整とは
年末調整は、会社などが毎月の給与から差し引いた所得税を、1年の合計で計算し直して、過不足を精算する手続きです。国税庁の案内によると、給与をもらっている方は、各種の申告書を勤め先に提出することで、さまざまな控除が受けられます(参考: 国税庁 年末調整がよくわかるページ)。
提出する申告書は3種類
国税庁のページには、主に次の申告書が掲載されています。勤め先から用紙が配られるか、電子で提出する案内が届きます。
- 扶養控除等(異動)申告書: 扶養している家族がいる場合や、異動があった場合に書く
- 基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書: 基礎控除や配偶者に関する控除を受けるときに書く
- 保険料控除申告書: 生命保険や地震保険などの保険料の控除を受けるときに書く
控除の要件や金額は、年によって改正されることがあります。今年分の内容は、国税庁の最新のページで確認します。
前もってそろえておく書類
申告書を書くときに、手元にあると便利な書類は次のとおりです。
- 生命保険料や地震保険料の控除証明書(保険会社から届く)
- 国民年金保険料の控除証明書(支払いがある場合)
- 住宅ローン控除を受ける場合は、金融機関の残高証明書など
- マイナンバーや家族の情報がわかるもの
控除証明書は、郵送で届くので、届いたものをまとめて1つの封筒に入れておきます。郵便物と書類を溜めない仕組みを作っておくと、見失いません。
書き間違いを減らすコツ
- 前年のコピーを手元に置き、変更点だけを確認する
- 家族の状況(就職・退職・結婚・出産など)が変わっていないか見直す
- 証明書の金額と、申告書の記入額が合っているか見る
- 提出前に、日付と名前の記入漏れがないか見る
まとめ
年末調整は、書類を早めにそろえておけば、記入に時間はかかりません。控除証明書を封筒にまとめ、前年のコピーを見ながら書きます。わからない点は、勤め先の担当者か、国税庁の相談窓口に問い合わせます。家計の棚卸しと同じ日にやると、まとめて済みます。





