朝晩が冷えてくると、ストーブやファンヒーターを出す時期です。半年しまってあった暖房器具は、ほこりや古い燃料が残ったままになっています。そのまま火を入れると、においや故障だけでなく、火災の原因にもなります。使い始める前に、器具ごとに見ておく場所があります。
石油ストーブ・ファンヒーター
まず確かめるのは、去年の灯油が残っていないかです。灯油は時間がたつと変質し、そのまま使うと火がつきにくい、異臭がする、途中で消える、といった不具合の原因になります。タンクや器具の中に残っていた灯油は使わず、買ったお店や自治体の案内に従って処分します。
- 給油タンクのふたのパッキンが割れていないか
- ファンヒーターの吸気口と、後ろのフィルターにほこりがたまっていないか
- 電源コードに折れや傷みがないか
フィルターのほこりは掃除機で吸い取ります。ここが詰まると、空気が足りずに不完全燃焼を起こしやすくなります。
換気を前提にする
燃料を燃やす暖房は、部屋の空気を使って燃えています。1時間に1〜2回、数分の換気をします。窓を閉め切ったまま長く使うと、一酸化炭素がたまる危険があります。
電気ストーブ・ヒーター
電気の暖房は燃料の心配はありませんが、周りに燃えやすいものがあると火災になります。洗濯物を近くで乾かす、布団やカーテンのそばに置く、といった使い方が事故につながります。
電源プラグとコンセントの間にほこりがたまると、そこから発火することがあります。プラグを抜いて乾いた布で拭き、差し込みがゆるくなっていないかも見ます。
こたつ
こたつは、ヒーター部分の網にほこりや糸くずが付いていないかを見ます。電源を抜いた状態で、掃除機で吸い取ります。コードは、テーブルの脚や家具の下敷きになっていると中で傷むため、通り道も確かめます。
エアコンの暖房
夏に冷房で使ったエアコンも、暖房に切り替える前にフィルターを掃除します。夏の終わりの家電の手入れで掃除を済ませていれば、ここは短く終わります。暖房は冷房より電気を使うため、フィルターの汚れがそのまま電気代に響きます。
古い器具は製品名で調べておく
長く使っている暖房器具は、メーカーが回収や無料点検を呼びかけている製品かもしれません。製品名と型番を控え、製品評価技術基盤機構(NITE)のサイトなどで確かめておくと安心です。
まとめ
暖房器具は、出したら古い燃料を捨て、ほこりを取り、コードとプラグを確かめる。燃やす暖房は換気を前提に使う。寒くなりきる前の、少し余裕のある日に済ませておくと、最初に冷え込んだ朝に慌てずに済みます。





