毎日の暮らしを、少し軽くするための読みもの
暮らしの総合メディア

ホーム季節・行事 > 夏の終わりに済ませる家電の手入れ——エアコン・扇風機・寝具の片づけ

夏の終わりに済ませる家電の手入れ——エアコン・扇風機・寝具の片づけ

季節・行事2026年8月22日
夏の終わりに済ませる家電の手入れ——エアコン・扇風機・寝具の片づけ

暑さが落ち着いてくると、夏のあいだ動かし続けた家電をそのまま押し入れへ、となりがちです。ただ、汚れたままで一冬置くと、次に出したときのにおいや動作不良の原因になります。しまう前のひと手間で、来年の初日がまるで違います。エアコン・扇風機・寝具の順に、何をどこまでやればいいのかを整理します。

エアコンは「止める前」に乾かす

意外に思われるかもしれませんが、エアコンで最初にやるのは掃除ではなく乾燥です。冷房を使ったあとの内部には結露で水分が残っており、そのまま止めるとカビが育つ環境になります。送風運転を1〜2時間ほど回して内部を乾かしてから、シーズンを終える。この順番だけで、翌年に立ち上げたときのにおいがかなり変わります。

内部クリーン運転や乾燥運転といった名前の機能を持つ機種なら、それを使えば同じことができます。自動で入る設定になっているかどうかは、リモコンの設定画面で確認できます。

乾かしたあとにフィルターを外して掃除します。ほこりは掃除機で吸い、目詰まりしているようなら水洗いして、日陰で完全に乾かしてから戻します。濡れたまま戻すと、せっかく乾かした内部にまた水分を持ち込むことになります。フィルターの掃除は冷房を使う時期には2週間に1度が目安とされており、省エネの観点からも効果があることが資源エネルギー庁の省エネ情報で示されています。

自分でやる範囲と、頼む範囲

手を出してよいのは、フィルターと、外側のパネルや吹き出し口のふき掃除までです。奥にある熱交換器やファンは、無理に洗剤を吹きかけると内部に残って故障や異臭の原因になります。吹き出し口の奥をのぞいて黒い点が広がっているようなら、業者の分解洗浄を検討する段階です。

室外機まわりも、この時期に一度見ておきます。前に物を置いていたり、草が伸びて風の通り道をふさいでいたりすると、効率が落ちます。掃除というより、周囲を空けるだけの作業です。電気代の考え方は電気代を押し上げる5つのムダでも触れています。

扇風機とサーキュレーターは分解して洗う

夏じゅう回っていた羽根には、目に見えるほこりだけでなく、油分を含んだ汚れが薄く付いています。これを付けたまま一年置くと、固まって落ちにくくなります。しまう前に一度洗うのが結局いちばん楽です。

手順はどの機種もおおむね同じです。必ず電源を抜いてから、前カバー・羽根・後カバーの順に外します。外し方は機種で違うので、取扱説明書を見ながら進めます。羽根とカバーは中性洗剤を薄めたぬるま湯で洗い、しっかりすすいで完全に乾かします。

  • 本体(モーター側)は水につけない。固く絞った布でふく
  • 後カバーの網目は、洗う前に乾いた状態でブラシをかけると汚れが落ちやすい
  • ねじや小さな部品は、なくさないよう1か所にまとめておく
  • 組み立ては乾ききってから。水気が残ったまま組むとにおいが出る

しまうときは、買ったときの箱があれば箱に、なければ大きめの袋をかぶせてほこりを防ぎます。押し入れの床に直接置くより、少し浮かせたほうが湿気の影響を受けにくくなります。

除湿機と加湿器は入れ替えのタイミング

この時期は、除湿機をしまい、加湿器を出す入れ替えの季節でもあります。どちらも水を扱う家電なので、タンクと受け皿を洗って完全に乾かしてからしまうのが鉄則です。水が残ったまま密閉すると、次に出したときのにおいの原因になります。加湿器は出したときにも一度洗ってから使い始めます。

寝具と衣類は、洗って乾かしてからしまう

夏用の肌掛けやタオルケット、冷感素材の敷きパッドは、汗を吸っています。見た目にきれいでも、洗わずにしまうと黄ばみやにおいとして翌年に出てきます。洗濯表示を確かめて洗い、中まで完全に乾かしてから収納します。

厚みのある寝具は、表面が乾いていても中に湿気が残っていることがあります。天気のよい日に風を通し、手で押して冷たさが残らないかを確かめてからしまうと確実です。収納袋に入れるなら、防虫剤は上に置きます。成分が空気より重く、上から下へ広がるためです。

衣類も同じ考え方で入れ替えます。手順そのものは衣替えを1日で終わらせる手順にまとめてありますが、家電の片づけと同じ週にまとめてしまうと、押し入れを2回開ける手間が省けます。

ついでに見ておきたい安全まわり

夏物を片づけるときは、コンセントまわりを見る好機です。長く挿しっぱなしだったプラグの根元にほこりがたまっていないか、コードが家具の下敷きになって折れていないかを確かめます。ほこりと湿気がたまったコンセントは発火の原因になりうるため、抜いたついでに乾いた布でふいておきます。

延長コードを何本もつないでいた場所があれば、この機会に整理します。冬になれば暖房器具で同じ場所を使うことが多く、そのときには消費電力の大きい機器が並ぶことになります。夏の片づけのタイミングで見ておくと、冬に慌てずに済みます。

まとめ

エアコンは送風で内部を乾かしてからフィルターを洗う。扇風機は電源を抜いて分解し、洗って完全に乾かしてからしまう。除湿機と加湿器は水まわりを乾かして入れ替える。寝具は洗って中まで乾かす。どれも順番が決まっていて、共通しているのは「乾かしてからしまう」という1点です。暑さが引いた週末に半日取れば片づく作業なので、涼しくなりきる前に手をつけておくと来年が楽になります。

あわせて読みたいRELATED