七五三は、当日だけを考えて動くと慌てます。実際に決めることは、写真をいつどこで撮るか、お参りをいつどの神社にするか、衣装をどうするかの3つです。この順に決めておくと、あとから日程がぶつかりません。
数え年か満年齢か
七五三は本来、数え年で行う行事でした。いまは満年齢で行う家庭が多く、どちらでも構わないという扱いが一般的です。きょうだいで一緒に祝うために、上の子を満年齢、下の子を数え年に合わせるという調整もよく行われます。
迷ったときは、子どもの様子で決めるほうが現実的です。3歳は着物を嫌がることも、途中で歩けなくなることもあります。1年待つだけで、当日の負担がまるで変わります。
混む時期と外し方
本来の日付は11月15日ですが、実際には10月から11月の土日に集中します。特に11月の大安の土日は、神社も写真館も混みます。
混雑を避ける方法は3つあります。写真を9月や10月の平日に前撮りする、お参りを11月下旬や12月にずらす、午前中の早い時間を選ぶ。どれか1つでも取り入れると、待ち時間が短くなります。
- 前撮り … 夏から秋に撮る。日焼けが気になるなら9月以降がよい
- 後撮り … 11月下旬から12月。料金が下がる写真館もある
- 当日撮影 … 移動が1日で済むが、着替えと待ち時間で子どもが疲れやすい
写真の決め方
写真館は、9月に入ると土日の予約が埋まり始めます。先に写真の日程を押さえてから、お参りの日を決めると動きやすくなります。
料金は、撮影料とデータ代とアルバム代が別建てになっていることが多く、案内に出ている金額が合計とは限りません。データを全部もらえるか、追加は1枚いくらかを、予約の前に確認しておきます。
お参りの準備
神社でご祈祷を受ける場合、予約が必要なところと、当日受付のところがあります。初穂料の金額も神社によって決まっている場合があり、5,000円から10,000円程度を目安に案内されていることが多くあります。事前に電話で確認しておくと、当日に迷いません。
初穂料は、のし袋に入れて渡すのが基本です。表書きは「初穂料」で、下段に子どもの名前を書きます。新札でなくても差し支えありません。
衣装は借りるか買うか
3歳と7歳の女の子、5歳の男の子で、必要なものが変わります。レンタルは、着付けとセットになっている場合が多く、当日の手間が減ります。購入は、きょうだいで使い回す予定があるなら選択肢に入ります。
意外に見落とされるのが、履き物と足元です。草履は歩きにくく、途中で靴に履き替える前提で用意しておくと、子どもが機嫌よく過ごせます。スニーカーを1足、荷物に入れておきます。
当日の持ち物
着替え、履き替えの靴、飲み物、汚れてもよいタオル、ヘアピン、絆創膏。この6つがあれば、たいていの場面をしのげます。食事の予約を入れているなら、食べこぼし対策のエプロンも足します。
当日の組み立て方
子どもの体力を基準に組みます。着付け、撮影、お参り、食事を1日に詰め込むと、午後には限界が来ます。写真を別の日に分けるだけで、当日の予定が2つ減ります。
お参りを午前中に済ませると、着物のままの時間が短くなります。食事は着替えたあとにするほうが、汚れを気にせずに済みます。年齢に応じた任せ方と同じで、無理のない範囲を先に決めておくほうが、結果として思い出が残ります。
食事会をどうするか
祖父母を呼ぶ場合、店の予約は9月のうちに入れておきます。11月の土日は個室が埋まります。子どもの人数と年齢を伝えておけば、席の配置や取り分けの用意をしてもらえます。
外食にこだわらない選択もあります。家で仕出しを取る形なら、子どもが疲れたときに横になれます。移動が1回減るだけで、当日の負担はかなり違います。
写真映りを良くする小さな準備
前日は早く寝かせます。当日の機嫌は睡眠でほぼ決まります。朝食を軽く済ませておくと、着付けの途中でぐずりにくくなります。
髪型は、当日に初めて試すと嫌がることがあります。数日前に一度やってみて、痛くないかを確かめておきます。飾りは、外れたときのために予備を1つ持っていきます。
お祝いをもらったときの返し方
祖父母や親族からお祝いをいただいた場合、内祝いとして3分の1から半分程度を目安に返すのが一般的です。当日の写真を添えると、それだけで喜ばれます。
食事に招待した場合は、それを返礼としてお返しを省く家庭もあります。地域や家によって考え方が違うため、迷ったら親に確認しておくのが早い方法です。
まとめ
決めるのは写真、お参り、衣装の3つです。写真の日程を先に押さえ、混む土日を外し、履き替えの靴を用意する。この3点を押さえておけば、当日は子どもの機嫌に合わせて動く余裕が生まれます。





