食費を下げようとすると、安い店を探したり、特売を追いかけたりしがちです。先に見るべきなのは、1週間に何回買い物をしているかです。回数が多いほど、予定になかったものを買う機会が増えます。週2回に減らすだけで、食費は目に見えて動きます。
まず回数を数える
1週間、買い物をした日と金額をメモします。レシートを袋に入れておくだけでも足ります。毎日のように寄っている人は、週に5回から7回になっているはずです。
レシートを見て、買うつもりがなかったものに印を付けます。お菓子、飲み物、目に付いた総菜。1回あたりの金額は小さくても、回数をかけると月に数千円になります。減らすのはこの部分で、主食や野菜の値段を削る話ではありません。
段取り1——献立は「主菜だけ」を決める
週2回にするには、次の買い物までの献立が要ります。ただ、朝昼晩の全部を決めようとすると続きません。決めるのは夕食の主菜だけです。3日分か4日分の主菜を決めて、それに必要な材料を書き出します。
副菜は、買い物のときに安かった野菜で作ると決めておきます。主菜が決まっていれば、副菜はその場で選んでも困りません。
同じ食材を2回使う
主菜を決めるときは、同じ食材が2つの献立に登場するように組みます。鶏肉を2日、キャベツを2日、といった形です。1つの食材を使い切る前提で買うと、余りが出ず、買う品数も減ります。
段取り2——買い物メモは家で書き終える
店で考えながら買うと、予定外のものが増えます。メモは家で完成させ、店ではメモにあるものだけを取ります。メモの順番は、店の売り場の順に並べておくと、行ったり来たりせず、余計なものが目に入る回数も減ります。
メモを書く前に、冷蔵庫と乾物の棚を見ます。冷蔵庫の中で生まれる食品ロスの多くは、あるものをもう一度買うことから起きています。
段取り3——足りなくなった日のルールを決める
週2回にすると、途中で何かが足りなくなる日が出ます。その日に店へ行くと、また回数が増えます。足りない日は、あるもので済ませる、と先に決めておきます。
そのために、冷凍庫と乾物の棚に「困ったときの一食」を常に置いておきます。冷凍うどん、卵、ツナ缶、乾麺、冷凍野菜。この程度で一食は作れます。使ったら次の買い物で補充します。
買い物の曜日を固定する
週2回の曜日は固定します。たとえば水曜と土曜。曜日が決まると、献立を決める日も決まり、買い物のことを考える時間が週2回に減ります。特売日に合わせたくなりますが、特売日に合わせて回数が増えるなら意味がありません。
まとめ買いをすると、1回あたりの金額は上がります。それでよいのです。見るのは1回の金額ではなく、1か月の合計です。
1か月やって金額を比べる
始める前の1か月分と、週2回にした1か月分の合計を比べます。金額が下がっていれば続け、変わらなければ、予定外の買い物がどこで起きているかをレシートで見直します。多くの場合、下がった分は飲み物とお菓子です。
まとめ
食費を下げる最初の一手は、店を変えることではなく、回数を減らすことです。夕食の主菜だけを決め、メモは家で完成させ、足りない日はあるもので済ませる。この3つの段取りで週2回に落とし、1か月の合計で効果を見ます。





