秋になると新米が店に並びます。精米したお米は生鮮食品に近く、置き方しだいで味が落ちたり、虫が出たりします。袋のままシンク下に置いておく、というよくある保存の仕方を少し変えるだけで、最後の一合までおいしく食べられます。
お米が傷む3つの原因
精米したお米の味を落とすのは、温度、湿気、においの3つです。
- 温度 … 暖かい場所では表面の油分が酸化し、古いにおいが出る。虫も増えやすい
- 湿気 … 湿気を吸うとカビの原因になる。流し台の下はとくに湿りやすい
- におい … お米はにおいを吸いやすい。洗剤や灯油の近くに置くと移る
おすすめは冷蔵庫の野菜室
温度が低く、湿気とにおいを避けられる場所として、冷蔵庫の野菜室が向いています。袋のまま入れるのではなく、密閉できる容器に移します。空になったペットボトルに詰めると、場所を取らずに立てて入れられ、注ぎやすくもなります。
ペットボトルを使うときは、よく洗ってから完全に乾かします。水気が残っていると、そこからカビが出ます。漏斗を使うと、こぼさずに入れられます。
野菜室に入らないときは
量が多くて冷蔵庫に入らない場合は、直射日光が当たらず、コンロや家電の熱が届かない場所を選びます。床に直接置かず、すのこや台の上に置くと湿気を避けられます。米びつを使う場合は、継ぎ足しをせず、空にして洗ってから新しいお米を入れます。底に残った古いお米が、虫や酸化のもとになります。
買う量は1か月で食べきれる分
精米したお米は、涼しい時期で1か月から2か月、暖かい時期で1か月ほどを目安に食べきるのがよいとされています。まとめ買いで安くなっても、味が落ちれば元も子もありません。家族の1か月の消費量を一度測っておくと、買う量を決めやすくなります。
新米の炊き方
新米は水分を多く含んでいるため、いつもと同じ水加減だとやわらかく炊き上がることがあります。炊飯器の目盛りより少しだけ水を減らして、好みの固さを探します。洗うときは最初の水をすぐに捨て、強くこすらずに数回すすぐ程度で十分です。
炊いたご飯が余ったら、温かいうちに1食分ずつ包んで冷凍します。冷凍保存の基本にあるとおり、早く凍らせるほど味が保てます。
まとめ
お米は、密閉容器に移して野菜室に入れ、1か月で食べきれる量を買う。米びつは継ぎ足さない。この3つを守れば、新米の香りを長く楽しめます。





